セミナー・勉強会・イベント詳細第51階糖尿病学の進歩

今回、特に注力したいのは、高齢者での糖尿病治療です。近年の少子高齢化のため、医療機関通院可能な患者の高齢化も顕著ですが、通院不可能者の年齢はさらに高く、社会的弱者の比率が高くなっています。高齢者の病態も様々であり、環境も多様です。医療関係者だけでなく、家族、介護関係者、ケアマネージャーなど、関与する職種も多様になってきており、このチームワークが、今後ますます重要になると考えられます。地域包括ケアが推進される中で、糖尿病治療はどうあるべきか、まだまだ見えてこない分野です。 治療においては、薬剤の種類が増える中で、薬物療法をどのようにすべきか、一般非専門医にもわかりやすいガイドラインが必要です。簡便に非専門医でも使いやすいガイドラインの可能性についての議論も興味深いと考えます。