セミナー・勉強会・イベント詳細日本糖尿病教育・看護学会 第10回糖尿病透析予防支援質向上のための研修 in 福岡 ~糖尿病腎症3期以降に焦点を当てた療養支援Ⅱ~ 「糖尿病透析予防指導管理料(350点)+高度腎機能障害患者指導加算(100点)」の算定に向けて

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当学会では、2012年に「糖尿病透析予防指導管理料(350点)」が新設された当初より、糖尿病透析予防支援の質向上を目指して研修開催やテキスト作成に取り組んできました。第1~3回研修までは、糖尿病腎症の病態生理、そして糖尿病腎症の病期に応じた支援、多職種のチーム構成や運営を中心の研修を行いました。2017年以降(第4~7回研修)では、糖尿病腎症3期の中でも急速に進行する糖尿病腎症患者の抽出方法や病状理解への支援、塩分摂取量を「見える化」する方法など、事例検討もふくめた具体的な支援について研修を行いました。
2016年の診療報酬改定では、糖尿病腎症患者が重症化し透析導入になることを防ぐため、進行した糖尿病腎症の患者(eGFR30 mL/min/1.73m²未満)に対する質の高い運動指導による腎症阻止効果が評価され、「腎不全期患者指導加算(+100点)」が新設されました。更に2018年の改定では、糖尿病による透析導入患者数が未だ減少に至らず重症化予防の推進が求められ、「腎不全期患者指導加算」の対象が腎不全に至っていない高度腎機能障害の患者(eGFR45 mL/min/1.73m²未満)に拡大され、名称が「高度腎機能障害患者指導加算」に見直されました。
しかし、「糖尿病透析予防指導管理料(350点)」を算定している医療機関においても、更に「高度腎機能障害患者指導加算(+100点)」を算定するには、どのように対象者を抽出し施設基準を満たせばよいのか、また腎機能を維持するための運動指導とは何か、これらを実現するためのケアチーム・システム作りなど、課題が多く困惑しているのではないかと考えました。
そこで、本研修は第8回より、これまでの糖尿病腎症3期の中でも急速に進行する糖尿病腎症の早期抽出と具体的支援に加え、「糖尿病透析予防指導管理料(350点)+高度腎機能障害患者指導加算(100点)」の算定に向けて共通理解を図り、「研修プログラム:療養支援Ⅱ」として患者の筋力動態評価、適正たんぱく質量の評価、それに応じた具体的な運動支援など、臨床ケアチームでの活用を願い、新企画を致しました。

【プログラム】
講義1
診療報酬:「糖尿病透析予防指導管理料」「高度腎機能障害患者指導加算」の位置づけと課題

講義2
医学知識:糖尿病腎症3期に潜む急速に進行する糖尿病腎症の病態と治療
医療実践:患者の抽出方法と進展阻害療法の実際~350点算定から100点加算まで~

講義3
看護実践:急速に進行する糖尿病腎症患者への支援および高度腎機能障害患者指導加算の取り組み

講義4
糖尿病腎症と向き合うことを支える療養支援

演習1
NDBを活用した自施設における算定状況の把握~看護師に期待されること~

演習2
高度腎機能障害患者指導に有効な動態評価の方法と運動プランの選択

演習3
事例検討:急速に進行する糖尿病腎症を早期にキャッチし、効果的な予防支援を考える

演習4
交流会・アクションプラン~自己の課題を話し合い、糸口をみつけよう~

  • カテゴリ
    医療従事者
  • 主催
    日本糖尿病教育・看護学会 研修推進委員会
  • 日程
    2020/07/18 (土)
  • 時間
    9:30 ~ 17:00
  • 開催地
    福岡県
  • 会場

    日本赤十字社 福岡赤十字病院 アネックス棟2階 椎木記念ホール
    福岡市南区大楠3-1-1

  • 参加費

    会員 10,000円、非会員 13,000円
    (いずれも、昼食代は含まれませんので、各自でご持参ください)

  • お問合せ先

    【日本糖尿病教育・看護学会事務局 研修会受付窓口】
    〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1-24-1-4F 
    (株)ガリレオ 学会業務情報化センター 内
    Fax.03-5981-9852 

  • ホームページ
  • メールアドレス
    g015jaden-kenshu@ml.gakkai.ne.jp

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