セミナー・勉強会・イベント詳細循環器研究会

第378回循環器研究会



胸痛の鑑別診断



講　師  ：

国立病院機構まつもと医療センター

松本病院 循環器科

矢崎 善一 先生





概　要   ：

胸痛の訴えは、「締めつけられる」、「重い感じがする」、「ちくちくする」など人により様々であり、Harrison内科学書では「胸部不快感：chest discomfort」として扱われている。鑑別疾患としては、狭心症、心筋梗塞、心膜心筋炎、急性大動脈解離、肺血栓塞栓症などの循環器疾患と、胃食道逆流症や気胸、胸膜炎などの非循環器疾患に分けられる。詳細な問診が重要であり、血液検査や心電図、胸部Ｘ線で容易に鑑別可能な疾患もある。冠動脈造影は虚血性心疾患の最終診断目的に行われるが、冠動脈ＣＴやシンチグラフィも有用な情報を提供してくれる。当日は、実際の症例を提示しながら、胸痛の鑑別診断について説明する（矢崎）。



協　力    ：

フクダ電子東京販売株式会社