セミナー・勉強会・イベント詳細アトピー性皮膚炎の治療戦略

インターネットでLive中継を行います。

※セミナー開催日に都合で来場できない方や地方の方々の利便性向上のために、

インターネットを通じてネット中継を行います。ネット受講の詳細はこちらをご覧ください。





【セミナー概要】

現代の難病、アトピー性皮膚炎。その病因に関し、フィラグリン遺伝子異常が発見され、

これまでのアレルギー疾患という捉え方から、バリア機能異常を基盤にした病態解明が急速に進んでいます。

皮膚のバリア機能を保つことが、アレルギー性疾患の発症を防ぐという、大きなドグマの転換が起こっています。



ステロイドバッシング後の脱ステロイドの蔓延が、本症を治りにくくさせています。

では，ステロイドを塗れば治るのか？ガイドライン通りに治療していても、なかなか治癒に持ち込めません。

多くの患者さんが、怪しい民間療法やアトピービジネスの餌食となって、普通の社会生活を送ることができなくなっています。



私はアトピー性皮膚炎の患者会を1995年から続け、既に100回を超えています。

外来で色々お話ししたいと思っても時間を十分にとれず、月1回患者さんやご家族に集まってもらうことにしました。

アトピー性皮膚炎から抜け出せないのは、多重悪循環の結果です。

それを理解すれば，治療戦略の軸が定まります。

患者さんそれぞれの考え方、心理・社会的要因を配慮したオーダーメイド医療が必要です。



「アトピーカフェ」での経験をお話ししながら治療戦略の大枠をご理解いただきたいと思っています

（http://atopy.com/をご覧下さい。医師の参加も歓迎）



本セミナーでは，最新のアトピー性皮膚炎の病態理解を解説し，実際の診療プロセスを丁寧にお示しします



【講師】

上出良一 先生

（東京慈恵会医科大学第三病院皮膚科　教授）



【対象者】

医師、看護師、薬剤師、管理栄養士・栄養士