セミナー・勉強会・イベント詳細「呼吸・嚥下・発声」 ３つのポイントと腹臥位の応用

昨今、医療・介護現場において要介護高齢者の誤嚥から起こる誤嚥性肺炎が急増しており、特に75歳以上の要介護高齢者においては肺炎発症のうち80%は誤嚥性肺炎であるといわれています。

誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケア・口腔リハビリの有用性は周知の事実ですが、さらに呼吸と姿勢を安定させ、そして自ら咳嗽できる力をつけ、嚥下機能を大いに向上させていくことが大変重要です。

本セミナーでは、嚥下機能を改善させる「呼吸・嚥下・発声」へのアプローチのポイントと患者・利用者自身が自ら咳嗽機能の向上を可能にする腹臥位およびその応用の技術を相互実習主体にて習得します。





☆習得ポイント【講義/実習】

摂食・嚥下のメカニズムと誤嚥性肺炎予防

-観察とアプローチポイント

症例から学ぶ

-VFから学ぶ「正常な嚥下」と「嚥下障害」

-VFから学ぶ症例別嚥下機能のチェックポイント

誤嚥性肺炎を予防する口腔リハビリ法

嚥下筋群を向上させ誤嚥予防のための呼吸の安定の実際

-腹臥位のポイント

-腹臥位の実際とその応用

（「肺活量」の増加と「頚部後屈状態」「褥瘡」「自律神経症状」の改善）

腹臥位の応用

-咳嗽機能を向上させるためのバランスボールを活用した腹臥位の応用

-車いす/座位での呼吸・嚥下機能向上法

-嚥下をスムーズにさせるための頚部後屈の改善法